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(回答先: 替)最近の日朝関係をめぐる動き 投稿者 Ddog 日時 2002 年 8 月 30 日 22:00:31)
日朝関係の動きの中ではっきりしたのは、事実の重みということではなかろうか。拉致問題で北朝鮮の態度が軟化したのは、今年3月に、よど号メンバーの元妻、八尾恵さんが自らの拉致関与を証言したからだ。以来事態は急展開しつつある。相手に事実を示すこと。証拠を出すこと。これ以上の力はない。
あるいは、相手が看過している事実の重要性を気付かせることだ。北朝鮮ではないが、昨年、塩川財務相が、軍事力を拡張している中国へのODA援助を見直すべきだと発言した。政府中枢から初めて出た対中国ODA見直し論だ。すると、それまで激しかった中国側の歴史教科書や靖国参拝問題に関する対日非難が鳴りをひそめた。沈黙はかなりの間続いた。外交の根幹だ。
アメリカの苦境は、イラクの脅威、つまり大量破壊兵器が存在する証拠を提示できないことにある。今のままでイラク攻撃を開始すれば、国防省の制服組の間から反乱が起こりかねない。兵士も人間だ。名分のない戦いに命を賭けることには無理がある。