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テロの“危険人物”200人を常時監視と 治安当局
2002.08.31
Web posted at: 15:39 JST
- CNN
ワシントン(CNN) 米国のテロ犯罪捜査当局者は30日、テロ活動に踏み切る恐れのある米国国籍などを保有する国内居住者約200人の姓名、住所や拠点となっているモスク(イスラム教礼拝堂)を割り出し、常時監視している事実を明らかにした。アフガニスタンで拘束、米国へ移送し、取調べを続けている米同時多発テロ事件首謀組織とされるアルカイダ幹部らの情報に基づくもので、監視リストの具体的な人数が判明したのはこれが初めてとみられる。
同当局者は、今年3月にパキスタン内で捕まり、キューバの米海軍基地に送られたアルカイダ最高幹部アブ・ズベイダ容疑者が提供する情報が極めて正確、有益としている。関連捜査で、米国内に潜伏するテロ容疑者に関する書類なども押収したという。約200人の“危険人物”は、シアトル、シカゴ、デトロイトやアトランタに居住。モスクは計7カ所とされ、クリーブランド、フォートローダーデールなど全国に散在している。
米国では昨秋のテロ事件後、捜査官のテロ調査権限を強化、犯罪発生が危ぐされるような事態には、宗教関連施設へ踏み込むことも認められた。約200人の動向を常時監視することで、米国内の潜在的なテロ・ネットワーク網の全容をあぶり出し、テロ活動の事前防止、早期拘束を狙っているとみられる。
アブ・ズベイダ容疑者はオサマ・ビンラディン氏、No2のザワヒリ氏に次ぐ地位にあるとされ、ビンラディン氏の有力な後継候補だったともいわれる。パキスタンで組織の立て直しやテロ計画を指揮していたが、3月末に米当局と共同でテロリスト掃討作戦を展開したパキスタン当局に銃撃されて負傷、米当局に身柄を引き渡された。