米イラク攻撃ならクウェート駐留撤退、独国防相が言明〔読売新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 8 月 31 日 12:26:30:
【ベルリン３０日＝宮明敬】
ドイツのシュトルック国防相は、３０日付独紙「ベルリーナー・ツァイトゥング」とのインタビューで、米国がイラクを攻撃すれば、現在、対テロ作戦の一環でクウェートに駐留させている対生物化学兵器用装甲車「フックス」計６両と将兵５２人を引き揚げると言明した。
ドイツ政府はすでに、イラク攻撃には「参加も資金援助もしない」（シュレーダー首相）との姿勢を示しているが、昨年９月の米同時テロ後に対米協力の形で派兵した部隊は残留させるとみられていた。
同国防相は撤収の理由として、「ドイツ将兵がイラク攻撃に巻き込まれる可能性がある以上、独連邦議会が（派兵決定の際に）承認した任務の枠を超えてしまう」と説明した。フィッシャー外相も２９日、フックス部隊は、米国主導の対テロ作戦「不屈の自由」のための部隊で、イラク攻撃は「任務外」との見解を示していた。
ドイツ軍は対テロ作戦で、クウェートのほか、アフガニスタン、ソマリア沖に出兵している。
(8月31日12:19)
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