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【エルサレム31日=当間敏雄】
パレスチナ自治区からの情報によると、ヨルダン川西岸トゥルカレムに住む18歳のパレスチナ人少女がイスラエルに内通していたとして過激派に射殺されたことが30日、明らかになった。
殺害したのはパレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハ系の「アルアクサ殉教者旅団」。イスラエル軍が旅団幹部を殺害するのに協力したため「処刑」したという。旅団は24日にも少女の叔母(35)を殺害しており、2000年秋の紛争激化以降、イスラエルへの「協力」を理由にした女性内通者の「処刑」は2件目となる。少女の兄も誘拐され、母親にも「拷問」を加えており、内通者を出した一家に対する報復と見られている。
(8月31日10:52)