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<読売>米の「中東系」移民、2010年に250万人以上に
NAA 1867 : 2002/08/28 水曜日 18:40
【ワシントン28日=永田和男】米国のシンクタンク「移民問題
研究センター」はこのほど、米国内に住む中東地域からの移民の増
加傾向につき研究報告を発表した。
それによると同地域からの移民は1970年に20万人以下だっ
たのが現在は約150万人に達しており、2010年には250万
人以上に膨れ上がる勢いだという。
報告ではアラブ諸国やイラン、トルコ、イスラエルなどいわゆる
中東諸国だけでなく、バングラデシュ、アフガニスタンといった南
西アジアからの移民も「中東系」としてくくってある。それでも、
イスラム教徒の割合は、1970年時点ではこれら中東系移民全体
の15%に過ぎなかったのが現在は70%以上と大きく増加してい
る。
また現在米国にいる150万人のうち1割に当たる約15万人は
不法滞在だという。
報告を執筆したスティーブン・カマロータ研究員は、中東地域か
ら米国への人口流入傾向は昨年の同時テロ後もまったく衰える兆し
がないと指摘。イスラム教徒人口の増加は将来の米政府の中東政策
にも大きな影響を与えそうだと分析している。
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