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【ワシントン28日共同】
28日付の米紙ワシントン・ポストはアラブ情報筋の話として、テロ組織アルカイダの幹部2人を含む数十人のメンバーがアフガニスタンとの国境に近いイラン国内に潜伏していると報じた。
同筋が明らかにしたところによると、潜伏している幹部は、米連邦捜査局(FBI)が最重要人物として行方を追っているエジプト人サイフ・アルアデル・マッカウィ氏と、モーリタニア人のマフズ・ウルド・ワリド氏。
いずれもアルカイダの上級幹部として、軍事作戦を直接指揮しているとされる。ワリド氏は今年1月、米軍の掃討作戦の際、アフガン東部で死亡したと米当局はみていた人物。2人はメンバー数十人とともに、イラン・ザーボルとマサードのホテルなどに潜んでいるという。
イラン政府はアフガンから逃れてきたアルカイダのメンバーのサウジアラビア人16人を拘束、6月にサウジに引き渡したとされる。しかし、同筋は「これはブッシュ米政権への協力姿勢を示す見せかけ」と指摘した。 (17:39)