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【北京26日長坂誠】訪中したアーミテージ米国務副長官は二十六日、北京で胡錦濤国家副主席、銭其シン副首相、唐外相、李肇星外務次官らと相次いで会談。十月下旬に予定される江沢民国家主席の訪米や、大量破壊兵器の拡散防止に関するミサイル関連技術輸出規制(MTCR)への中国の加盟、イラク問題などをめぐり意見交換した。
同日夜、記者会見したアーミテージ副長官は、中国政府が二十五日に発表したミサイル関連技術の輸出管理に関する新たな法令について「歓迎する」とコメント、中国側の取り組みを評価した。
また反テロ問題では、中国西部の新疆ウイグル自治区で続くイスラム系少数民族による「東トルキスタン独立運動」について、米側も「テロリスト」集団のリストに入れていることを初めて明らかにした。同運動に対して中国側は一貫して「テロ集団」と主張し、取り締まりを強化しているが、西側諸国には中国政府による少数民族の人権弾圧との批判がある。
アーミテージ副長官は「反テロで中国の理解と協力を求めた」としており、対イラク軍事作戦の実施に向け、中国側の支持を取り付けたい意向のあらわれともみられる。ただイラク問題では「意見交換した」と述べるにとどまった。(西日本新聞)
[8月27日2時25分更新]