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サウジアラビア政府は、王室がテロ組織に資金を提供したとの報道があったことに対し、欧米の一部報道機関による「中傷行為」としてこれを非難するとともに、これが同国に影響を及ぼすことはない、と述べた。
25日付の英サンデータイムズ紙は、米裁判所の資料によるとサウジアラビア王家の関係者がアルカイダとタリバンに対し、サウジを攻撃しないとの条件で1990年代後半、少なくとも2億ポンド(約360億ドル)の資金を供与していた疑いがあると報じていた。
国営サウジ通信(SPA)によると、この日の定例閣議は、「サウジアラビアの穏健でバランスの取れた政策とは相反するイメージを示そうとする、一部の欧米報道機関による、悪意ある中傷キャンペーン」について協議した。
SPAはアブドラ皇太子が、「このような言いがかりの目的と扇動者は明らかであり、(サウジアラビア)王国そのものや、国際社会の平和や安定、繁栄を達成するうえでの役割を傷つけるものではない」と述べたと報じた。