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スペインの地中海岸の保養地マルベーリャ近郊のプエルトバヌス村に、サウジアラビアのファハド国王がバカンスにやってきた。付き人ら3千人が600台のベンツを連ねて別荘入り。宝石や貴金属を買いあさり、多額のチップをばらまいている。経済効果は100億円以上とみられ、地元は大喜びだ。
現地からの報道では、国王は14日到着し、1カ月前後の予定で滞在中だ。別荘は米ホワイトハウスを模した20ヘクタールの宮殿で、76年以来国王の滞在は4回だけだ。前回は99年夏の約2カ月で「1回に1500ユーロ(約18万円)のチップを渡した」「海岸のジェットスキーをすべて借り上げた」などの豪快なエピソードを残し、経済効果は7210万ユーロ(約85億円)と試算された。
昨年の米同時多発テロ以来観光客が減った地元にとっては思わぬ福の神。国王はすでに病院に多額の寄付をして施設を充実させたほか、携帯電話を500台借り上げたり、毎日1500ユーロ分の花を注文したり。村に落とす金は1日あたり500万ユーロと見積もられ、滞在に伴う短期雇用も4000人に達しそうだ。
雇用を期待する人々は連日別荘前に行列をつくる。多くは国王と同じアラブ人のイスラム教徒。モロッコなどからやってきた貧しい移民だ。「前回は市民に現金が配られた」とのうわさが流れ、用事もないのに村に来る人もいるという。
マドリード発行のエルムンド紙は「国王らの警備に当たっている警察官ら50人の収入が急増した」と伝えた。「非番の警察官を国王側が勝手に雇い上げている」とも取りざたされ、内務省が調査している。(17:54)