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26日付の米ワシントン・ポスト紙によると、米政府の法律顧問らは、ブッシュ大統領が、対イラク攻撃を開始するにあたり、議会の承認を得る必要はない、との結論に至っているもよう。
イラク攻撃をめぐっては、米政権内で、いかなる承認も必要ない、とする声がある一方、政治的な手続きとして、世論の支持を形成するためにも、議会の支持を求めることが望ましい、との意見も出ている。
複数の米政府当局者が、ワシントン・ポスト紙に語ったところによると、ブッシュ大統領は、父親であるブッシュ元大統領が、湾岸戦争に踏み切ることを可能にした1991年の合意にまだ効力があることを理由のひとつとして、新たな議会の承認を得ることなく、軍事行動に出る可能性がある。
米大統領報道官は、この報道について、ブッシュ大統領は、対イラク戦争に関してなんらかの決断をする場合、議会に相談する方針である、とあらためて表明した。
ワシントン・ポスト紙によると、対イラク戦争に関する疑問点の法的見地による評価は、大方終了しており、ブッシュ大統領が対イラク攻撃のために、法的な承認を得ない方向でコンセンサスができつつある、という。