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(回答先: サウジ王室がアル・カーイダに資金提供…英紙報道〔読売新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 8 月 25 日 21:16:42)
25日付の英紙サンデー・タイムズは、サウジ王族の有力者らが自国へのテロ攻撃を回避するため、ウサマ・ビン・ラディン氏率いるテロ組織アルカイダとアフガニスタンのタリバン前政権に少なくとも3億ドル(約360億円)を支払っていたと報じた。裁判資料を基に伝えた。
同紙によると、サウジ王族からの資金は、昨年9月11日の米同時多発テロで米民間航空機をハイジャックした犯人らが参加していたアルカイダの訓練キャンプに利用されたという。裁判資料は同時テロ犠牲者の弁護団と情報当局の調査に基づくもので、サウジ王族らは米軍のサウジ駐留に反対するビン・ラディン氏がサウジに不安定化をもたらしかねないとの警戒感から、同氏と取引することを決めたと指摘している。
ビン・ラディン氏は資金と引き換えに、軍事力を行使してサウジ政権の転覆を狙わないことに合意。サウジはこの取り決めを強化するため、タリバンとパキスタンに石油や資金援助を提供することに同意したという。8月15日にワシントン連邦地裁に起こされた今回の訴訟は、ビン・ラディン氏と同氏親族の建設会社、スーダン政府、複数のイスラム系慈善団体、サウジ王族数人を被告としている。