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(回答先: 露軍ヘリ墜落、85人死亡か 「撃墜」とチェチェン独立派 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 8 月 20 日 20:15:23)
08/21 00:14 ヘリ墜落、114人死亡 撃墜とチェチェン独立派 外信109
【モスクワ20日共同】独立紛争が続くロシア南部のチェチェン
共和国の首都グロズヌイ近郊で十九日午後、ロシア軍の大型輸送ヘ
リコプターMi26が墜落した。現地入りしたイワノフ国防相は二
十日、百十四人が死亡、生存者は三十三人だったと語った。百十八
人が死亡した二○○○年の原子力潜水艦クルスクの沈没に並ぶ大惨
事となった。
インタファクス通信は同日、ロシア軍当局者の話として、現場か
らロシア製の小型地対空ミサイル「ストレラ」(矢)の残がいが発
見されたと報じた。墜落原因については、エンジン不調や過積載に
よる事故説もあるが、共和国独立を求める武装勢力による撃墜の可
能性が高まってきた。
イワノフ国防相は二十日、地上軍航空部隊のパブロフ司令官を原
因判明まで職務停止の処分にした。
ストレラは、肩に担いで地上から発射する小型ミサイル。ロシア
軍当局者はインタファクス通信に対し、墜落現場近くの廃虚の二階
からミサイルが発射されたとの目撃情報を明らかにした。
一方、軍事検察の関係筋はロシア通信に、ヘリが積載限度を超え
て兵士や物資を運んでいた可能性を指摘。過積載が被害を広げた疑
いもある。
武装勢力は十九日の事故直後、インターネット上で撃墜声明を発
表した。だが、共和国のドダエフ安全保障会議書記は二十日、墜落
現場は警備が厳重なロシア軍基地の近くで、武装勢力は近づけない
と主張した。
現場はロシア軍基地近くの地雷敷設地区。ヘリはグロズヌイ南東
のハンカラの基地に向け、高度二百メートルで部隊を輸送中だった
。
同共和国では、武装勢力が首都周辺で組織的な反抗の動きを見せ
ており、戦況が緊迫していた。
(了) 020821 0013
[2002-08-21-00:14]