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日米台 初の安保会議 台湾で非公式
背景に「中国の脅威」
【台北19日=矢島誠司】日本、米国、台湾の軍事、外交の専門家らによ
る初の本格的な安全保障会議が十九日から台北市内で始まった。日米は台湾
と正式な外交関係がないため、政府間の公式なものではなく、非公式な意見
交流の通路「第二トラック」となるが、日米台の安全保障をめぐる新たな協
力関係の始まりとして注目される。
「米国・日本・台湾三辺戦略対話=台北ラウンド(会議)」と名づけられた
この会議は、陳水扁総統の肝いりで作られた政策研究機関「台湾シンクタン
ク」、日本の外交・安保研究機関「岡崎研究所」、米国の「バンダービルト
大学日米研究協力センター」の三機関の共催、米国の有力研究機関「AE
I」の協賛で開かれた。
日本からは岡崎久彦・岡崎研究所所長(元駐タイ大使)、金田秀昭・元海上
自衛隊護衛艦隊司令官(元海将)、田中明彦・東大教授ら八人、米国からはジ
ェームズ・アワー・バンダービルト大学日米研究協力センター所長、ロビ
ン・サコダ・アーミテージ・アソシエイツ上級研究員(元国防総省日本部長)
ジューン・ドライヤー・マイアミ大学教授ら四人、台湾からは陳必照・国策
顧問(前国防部副部長)、陳博志・台湾シンクタンク会長(前経済建設委員会
主任委員)ら八人が参加し、さらに台湾の安全保障政策の元締めである総統
府国家安全会議の邱義人・秘書長らも加わった。
増大する中国の軍事脅威を背景に、台湾海峡、アジア太平洋の安全と平和
がテーマ。会議は十九、二十両日を中心に大半が非公開で、参加者らによる
突っ込んだ意見交換が行われる。二十二日に岡崎氏が会議の総括と提言を発
表する。次回は来年東京で開く予定。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/20pol003.htm