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(回答先: Re: なぜ世論調査をしないのか 投稿者 KC 日時 2002 年 8 月 19 日 19:55:21)
確かに,日本の現状は米国の属国的立場に堕しています。ただ,どうなのでしょう,ものの考え方,哲学的思考手続きにいわゆる「存在」と「当為」というものがありますよね,つまり前者は今それがどうなっているか,という問題,後者はそれはどうあるべきか,という問題でこれらは区別して考える必要があります。で,前者について日本は確かに現在、属国的従属性がありますよね,それは認めます。でも後者の問題,ではどうあるべきかという問題については,これはそれ固有の問題でやはり,日本は独立性を少しでも高めるべきだと思うんです。独立性を高めながらもどの程度の規模の軍事力が必要になってくるかも計算していく,と(自衛隊の戦力は現時点でも非常に強大です)。石油問題では石油調達先をバランスしていくこと(SouthChinaSeaで巨大な油田も見つかっており,各国争奪戦になっていますが、中国と共同開発にあたるとか)と石油に代わるエネルギー技術の開発に全人類のために総力をかける。また食料自給率を100%近く持っていく努力をする。
こういったように,独立性をより少しでもたかめる方向で知恵を組み立てることが大事なのではないのでしょうか?日本は属国なのだから,逆らわず,基本的に服従していこう,というのは敗北主義的・諦念的・奴隷的・負け犬的ないきかたではありませんか?人間として生きていてそれではおもしろくはないですよねえ。鬱屈しちゃうじゃないですか。人生観や美意識の問題になっちゃいますが,人間にとって自由で独立した精神と立場を持つことは根幹的に大事だとおもうのですが。
ものごと難しいと思えばそうなってしまうし,やればできると思えば達成できる可能性がグンと高まるとおもいます。日本は独立は困難だと思えば,そのまま何も起こらず、というよりかえって住属性を増していく,悪化していくと思うんです。自分の決断次第なんですよ。自分の運命は自分で選び取るものではないでしょうか?