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イラク全土で「地下壕建設」が急ピッチ 米軍事筋
2002.08.17
Web posted at: 15:03 JST
- CNN
ワシントン(CNN) 米軍事筋は16日、イラク国内の広範な地域で地下壕(ごう)を掘る作業が過去2カ月間に活発化し、収まる気配がないことを明らかにした。目的については不明だが、米国が視野に入れるイラク攻撃に備え、航空機、軍事トラックやミサイルなどを隠ぺいする自衛措置との見方が強まっている。
米軍攻撃は避けられないとのイラク指導部の考えを裏付ける動きとも受け止められる。地下壕の作業は、スパイ衛星などを通じた監視行動で得た情報とみられる。米軍事筋によると、イラクは1991年の湾岸戦争前にも同様の作戦を実施したが、米空爆で使われた精密誘導兵器に対してはほとんど効果がなかったとされている。
同筋はまた、イラクがイランに対し、湾岸戦争の際に空爆からの被害を避けるため一時保管を要請、受け入れられていたイラク空軍戦闘機十数機以上の返却を申し出たとの情報があるとも指摘した。イランの対応については不明となっている。
イラク国内では8月14日、米国が生物兵器工場と疑うイラクの首都バクダッド近郊の施設にトラックの車列が入り、物資を出し入れするなどの動きが活発化していることも分かっていた。物資の具体的な中身は不明だが、施設はタジ町にあるとされ、1991年の湾岸戦争では米軍機の空爆を受けた。戦争終了後、再建され、国連の大量破壊兵器査察の対象ともなったが、イラク側は食肉加工工場と主張していた。
米紙は最近、情報当局筋を引用し、この施設はエボラ出血熱のウイルスなどを製造している可能性があるとも報じていた。約85人が働いているという。
米政府筋はまた、イラク中央部に配備されていた数十基規模の地対空ミサイルや発射装置が移動した事実も明らかにしていた。