現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
イスラエル軍が14日にナブルス自治区で、イスラム過激派ハマスの幹部を包囲攻撃で殺害した際、同幹部に投降を求める連絡役としてパレスチナ人の少年(19)が使われ、中の過激派から銃撃されて死亡したことで、軍による「人間の盾」使用が問題となっている。
マーリブ紙によると、労働党左派のベイリン元法相は「深刻な道徳的退廃」と非難し、平和組織グシュシャロームは「深刻な国際法違反」との声明を出した。
軍が自治区でパレスチナ人民間人を前に立たせて過激派の家宅捜索をしたり、投降を求めたりする方法は「隣人手段」という名で幅広く実施されていた。今春のジェニン侵攻でも軍が「人間の盾」を使ったことは今月初めに発表された国連の報告書でも指摘された。
今春、イスラエルの七つの人権組織が、この方法は無関係の民間人を危険にさらすとして裁判所に中止を求める請願を出した。5月に軍が中止を約束したため、請願は取り下げられた。
新たな批判に対して、16日付のイスラエル各紙によると、軍幹部には「兵士を危険にさらさず、パレスチナ人にも投降の機会を与える」と擁護の声が強い。軍は「必要最低限にとどめる」としつつも継続する方針という。
(17:11)