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08/16 09:28 アジアのミサイル開発加速 米専門家が予測 外信12
【ワシントン15日共同】中国や朝鮮民主主義人民共和国(北朝
鮮)などアジアの一部の国が進めている弾道ミサイル開発は今後十
―十五年の間に加速し、ミサイル技術拡散も進むと予測する論文を
、米国の有力シンクタンク、カーネギー財団のアジア専門家が十五
日までに発表した。
この論文は「弾道ミサイルとアジアのミサイル防衛」と題し、同
財団の研究員マイケル・スエイン氏らが発表した。この中で、中国
の中距離ミサイル最大百五十基が日本を含む周辺国を標的に収めて
いる可能性があるとし、北朝鮮は日本の大部分を射程内にする「ノ
ドン1号」百基以上を配備済みと推定している。
また、弾道ミサイルを保有する世界三十四カ国のうち約三分の一
がアジア諸国だとし、ミサイル開発は北東アジアと南アジアで特に
活発であり、主に中国と北朝鮮がミサイル技術を拡散していると指
摘した。
米国や日本が研究を進めているミサイル防衛については、中国な
どのミサイル攻撃力増強をもたらし「地域の不安定化」を招く可能
性があるとして、慎重に検討するよう提案した。
論文は別のシンクタンク、ナショナル・ビューロー・オブ・アジ
アン・リサーチの刊行物として発表された。
(了) 020816 0927
[2002-08-16-09:28]