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(回答先: 米細菌研究者が英国滞在 炭疽菌手紙投かんと同時期 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 8 月 11 日 21:14:02)
08/12 08:10 炭疽菌事件の関与全面否定 疑惑の米研究者が初会見 外信12
【ワシントン11日共同】昨年秋の炭疽(たんそ)菌事件に絡み
、米連邦捜査局(FBI)から自宅の家宅捜索を受けた男性研究者
が十一日、初めて記者会見し、事件とは一切かかわりがないと述べ
、疑惑を全面否定した。
会見したのは、生物学の博士号を持ち、東部メリーランド州フォ
ートデトリックの米陸軍研究所で細菌研究に携わった経験があるス
ティーブン・ハットフィル氏(48)。同氏は会見で「私は炭疽菌
を研究したことはない。事件については何も知らない」と語った。
ハットフィル氏は、FBIが捜査対象としている米国在住の科学
者三十人の一人で、以前にも同事件に絡み、事情聴取を受けたこと
がある。
また同氏の弁護士は、ハットフィル氏が炭疽菌事件の犯人である
との可能性を示唆するメディアの報道により生活が破壊されたとし
て、情報を漏らした捜査当局と米メディアを強く批判、近く訴訟を
起こす方針を明らかにした。
最近のニューズウィーク誌は、FBIが八月一日に行ったメリー
ランド州にあるハットフィル氏の自宅の捜索で、警察犬が激しい反
応を示したものの、容疑者と断定する有力な証拠は発見されていな
いと報じていた。
(了) 020812 0810
[2002-08-12-08:10]
08/12 15:51 進展なく焦った捜査陣 炭疽菌事件で゛犯人扱い″ 外信33
【ニューヨーク12日共同】米の炭疽(たんそ)菌事件で、有力
な証拠がないまま、米陸軍研究所で細菌研究に携わった経験がある
スティーブン・ハットフィル氏(48)が゛犯人扱い″されたのは
、事件から約十カ月経過しても容疑者を特定できずに焦った米連邦
捜査局(FBI)が、政治の圧力などで家宅捜索に踏み切ったこと
が背景にある。さらに米主要メディアが実名と顔写真付きで大々的
に報じ、事態に拍車を掛けた。
同氏は防衛関係の会社から解雇され、今月一日の捜索後にはその
後勤務していたルイジアナ州立大から給与の支払いも停止。「捜査
当局やメディアが自らを満足させる権利は認めるが、私を中傷する
権利はないはずだ」と訴えている。
十一日発表のハットフィル氏の声明によると、今年二月あるメデ
ィアの記者が、炭疽菌入りの手紙を送り付けたのは同氏だと電話で
非難。この記者は勤務先にも同様の電話をかけ、会社側は同氏を解
雇した。
六月には米科学者団体を代表したニューヨーク州立大の分子生物
学者がFBIや上院関係者との会合で、ハットフィル氏への捜査が
不十分だと指摘。
FBIからの捜索通告はこの直後で、同氏は「肺炭疽発症で死に
至る炭疽菌を自宅に持ち込んだ可能性があると考える(捜査当局の
)発想に驚いた」が、捜索が小規模なものだと聞いて同意した。
ところが当日は自宅近くにテレビ中継車が集まり、上空にはヘリ
コプターが旋回。同氏と親しい女性宅での捜索で捜査官の一人は「
(ハットフィル氏は)五人を殺害したのだ」と絶叫し、メディアに
は捜査が生ぬるいとする論調も出てきた。
FBIに捜査を強化するよう訴えたとされる分子生物学者は十一
日、AP通信に対して「私は誰の名前も言っておらず、ハットフィ
ル氏にむしろ同情的だ。FBIは彼の名前を公表するべきではなか
った」と話している。
(了) 020812 1550
[2002-08-12-15:51]