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【ニューヨーク11日共同】
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は11日、ラムズフェルド米国防長官が米軍特殊部隊の役割を拡大、テロ組織アルカイーダのメンバーらの捕捉や殺害を含む対テロ戦遂行のため、部隊を世界中に展開することを検討中と報じた。
展開地域は、米軍が公然と軍事作戦を実施している国以外にも及び、場合によっては派遣の事実を地元政府に通知しないケースがあり得るという。国防総省当局者は、特殊部隊の展開を国境のないテロに対する「戦闘準備」と位置付け、その拡大は容認されるとの見解を示した。
特殊部隊の役割拡大は、展開地域だけではなく、これまで主に米中央情報局(CIA)が担ってきた情報収集と極秘作戦についても検討されている。
国防長官は、CIAが、アフガニスタンでの軍事作戦で米軍に協力する反タリバン勢力に資金提供していたことにも不満を抱いており、米軍が直接資金を提供できる方法を模索しているという。
こうした構想にテネットCIA長官は反対していないとされ、特殊部隊と情報当局との間での調整作業もスタート。
国防長官による同構想の公式文書は作成されておらず、ブッシュ大統領への報告もなされていないが、既に国防総省から特殊部隊司令部に検討するよう極秘命令が出されているという。