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ロシア大統領府直属の「軍人捕虜・抑留者等委員会」は9日、朝日新聞に対し、アフガンに展開する米軍と西側同盟国兵士のうち100人程度が行方不明になっているとの情報を得たことを明らかにした。同委員会はすでに、この情報をもとに米政府に対し捜索への協力を伝達した。
同委員会は7月、アフガンでの捕虜捜索専門家レオニード・ビルコフ委員(兼・独立国家共同体捕虜捜索委員会部長)をカブールに派遣。旧ソ連のアフガン侵攻で行方不明になったロシア兵を捜索するため、アフガン新政権の国防相、内務相補佐官らと接触。その際に複数の政府高官から、米兵ら行方不明者の情報を入手した。
それによれば、行方不明者は米兵が大半で、ほか英仏カナダ兵らも含まれる。カブール近郊、南部カンダハル、東部パクティア州の3地域に集中している。米軍は公式には行方不明者の人数などを公表せず、現地の司令部でも同情報の確認はできなかった。ロシア側は今月2日、在ロシア米大使館を通じ行方不明者の捜索への協力を伝えた。同情報の再確認も要請したが、米側は「否定も肯定もできない」と回答している。
(15:10)