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08/08 13:34 ロケット弾テロで14人死亡 大統領就任式典中のボ 外信57
【メキシコ市7日共同=名波正晴】南米コロンビアの首都ボゴタ
で七日午後三時半(日本時間八日午前五時半)ごろ、アルバロ・ウ
リベ大統領(50)の就任宣誓式が行われていた国会議事堂に隣接
する大統領府に向けてロケット弾五発が発射された。
国家警察などによると、大統領府すぐ近くの住宅街に三発が着弾
、市民ら十四人が死亡、約七十人が負傷した。大統領府には二発が
命中、壁の一部や警護隊詰め所を壊し、五人が負傷した。ロケット
弾は、大統領府から一キロ以上南西の民家から発射されたことが分
かった。
ウリベ氏は対ゲリラ強硬姿勢を鮮明にしており、治安当局は発射
装置の種類などから、同国最大の左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(
FARC)の犯行とみている。ウリベ新政権は発足当日からFAR
Cのテロ攻撃に見舞われ、内戦の激化は必至だ。
コロンビアでは五日にも地方三都市でFARCによる爆弾テロが
続発した。
宣誓式でウリベ大統領は今回のテロに言及しなかったが「政府を
攻撃するための暴力はテロリズムだ」と批判した。式典には中南米
諸国の国家元首級をはじめ、日本からは植竹繁雄・外務副大臣ら六
百人以上が出席していたが、進行に支障はなかった。
国家保安局は先月、航空機を国会に突っ込ませるテロを計画して
いたとしてFARC関連の男を逮捕したと発表した。
この日は、兵士ら二万人が市内を警備、ボゴタ上空を米軍機が監
視飛行し、空港も一時閉鎖する厳戒態勢を取っていた。CNNは、
宣誓式後の屋外でのセレモニーがキャンセルされたと伝えた。
父親をFARCに殺害されたウリベ氏は「対テロ戦争」を遂行す
る米国の協力などで軍事力増強を主張し、五月の大統領選を圧勝し
た。
(了) 020808 1333
[2002-08-08-13:34]
08/08 13:42 爆発音響き、住宅街に遺体 新大統領にテロの挑戦 外信58
【メキシコ市7日共同】頭から血を流し、大統領府から抱え出さ
れる警備兵。けたたましいサイレン音とともに行き交う救急車―。
コロンビアの首都ボゴタで七日、左翼ゲリラ「コロンビア革命軍
(FARC)」がウリベ大統領の就任宣誓式の最中を狙ってロケッ
ト弾テロを行った。対ゲリラ強硬派の大統領の晴れ舞台に、ゲリラ
が「挑戦状」を突き付け、首都は一転して恐怖に覆われた。
耳をつんざく爆発音が大統領府など国会議事堂周辺の三カ所で響
いた。法務監察医務院付近に立つ建物の窓ガラスはすべて吹き飛び
、路上駐車中の自動車も大破。三発が着弾した住宅街では胸から血
を流した無残な遺体が横たわった。
地元テレビによると、目撃した女性市民は「突然、爆発が起き、
あちこちで無残な遺体が…」と唇を震わせ、言葉を継げなかった。
ボゴタでは七日朝から、上空を戦闘機が約十五分おきに飛行する
厳戒態勢が敷かれたが、爆発直後には「最高警備警戒」が発令され
、標高二千七百メートルの緑豊かな山岳都市の雰囲気は一気にいて
ついた。
この間、議事堂内の就任宣誓式の場では、三色の国旗をかたどっ
た肩章を下げたウリベ大統領が、普段通りのクールな表情で淡々と
就任演説を続けた。しかし演説の後、側近からテロがあったことを
耳打ちされると、顔色が青ざめた。
(了) 020808 1341
[2002-08-08-13:42]