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ヨルダン川西岸とガザに住む5歳以下の子どもたちのうち、22%が栄養失調となるなど、パレスチナ人の健康状態が悪化していることが米国際開発局(USAID)の調査で7日までに明らかになった。
調査報告書は、パレスチナ自治区での栄養失調の深刻化が「人道的な危機」と指摘。自治政府は「イスラエル軍の封鎖による食料不足が原因」とイスラエルを批判している。
調査は6月、パレスチナと米国の大学が1000家族を対象に実施した。
それによると、5歳以下の9%が急性の、13%が慢性の栄養失調。20%には貧血の症状がみられた。西岸よりガザの方が状況は深刻で、13%が急性の栄養失調という。
家計についての調査では、半数以上が食料消費が減ったと回答し、収入がないことや軍の外出禁止令などを理由に挙げた。
これに対して、イスラエル政府当局者は、多額の国際社会の援助を得ていながら、パレスチナ住民の生活改善に貢献しない自治政府の責任などと反論している。(共同)