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【ロンドン6日=渡辺覚】広島「原爆忌」の6日、英国国教会の最高指導者らが、イラクに対する軍事作戦に反対する請願書をロンドンの首相官邸に提出した。英宗教界の動きは、与野党の幹部や軍事関係者の間にも波及、ブレア政権へのけん制材料となっている。
請願には、英国国教会の宗教上の最高位カンタベリー大主教に就任予定のローワン・ウィリアムズ師(52)や英国国教会指導者ら約2500人が署名し、「世界で初めて広島で核兵器が使用された日に提出を意図した」(発起人)。「世界最強の国々が、国連の精神やキリスト教の道義に反して、戦争や戦争の威嚇を外交の道具と見なし続けていることは遺憾だ」と断じ、対イラク攻撃の動きを「不道徳で不公正」として批判している。
6日付の英紙タイムズによると与党・労働党長老のダルエル下院議員や野党・保守党のハード元外相らが、相次いで対イラク軍事作戦に反対する姿勢を表明。労働党内では、対イラク作戦参加に関し、9月初旬にも議会を再開して審議を求める声が強まっている。
英調査会社NOPが6日までにまとめた世論調査によると、英国民の52%が軍事行動へ英軍を参加させることに反対。賛成派を約18ポイント上回っている。
(8月7日01:28)