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【ワシントン布施広】
フランクス米中東軍司令官は5日、イラクを攻撃する場合の作戦計画をブッシュ大統領に提出した。これが最終的な作戦かどうかは不明だが、米軍は既に攻撃計画の大筋を固めた模様で、攻撃に踏み切る時期や条件などは大統領の決断に委ねられたとの見方が強い。
イラク攻撃について国防総省は当初、91年の湾岸戦争に準じた20万〜25万人の兵力が必要と見ていたが、兵力蓄積の時間を2週間程度に短縮するため、5万〜7万5000人の地上兵力を動員する「中規模」攻撃案が検討されているとの報道もある。
また、海兵隊や特殊部隊、中央情報局(CIA)工作員らを動員して、イラクの北、南、西の3方向から攻撃するとの見方もあるが、国防総省は作戦計画を一切明かしていない。米軍単独の攻撃とするか、英国など一部同盟国との共同作戦とするかどうかも不明だ。
英紙などは「10月攻撃説」を流しているが、ブッシュ大統領は6日から長期休暇に入るほか、攻撃の拠点となる周辺アラブ諸国との協力内容も固まっていない。また、11月の米中間選挙を控え、ブッシュ政権は政治的冒険は避けるとの見方が強く、米軍が年内に何らかの行動を起こすかどうかは微妙な情勢だ。