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【ワシントン中島哲夫】
ブッシュ米大統領は1日、アブドラ・ヨルダン国王との会談を前にした共同記者会見で、イラクに関する米国の政策はフセイン政権の交代だと述べ、そのために「あらゆる選択肢、あらゆる手段」を検討していると改めて強調した。
武力によるフセイン政権打倒を視野に入れていることを再確認したものだが、イラクとの対話を通じた問題解決を求めているアブドラ国王と同席した上での発言だけに注目された。国王は前日に行ったワシントン・ポスト紙との会見で、多くの国の指導者が米国のイラク攻撃計画を深く懸念していると指摘した。
ブッシュ大統領が声を高めてフセイン大統領を非難し「(政権交代を目指す)私の考えは変わっていない」と強調するなど、アブドラ国王と意見が違っても構わないという姿勢を示したのに対し、国王は「われわれには共通の基盤を見つけられる多くの領域がある」などと融和的な発言に終始した。