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千葉県船橋市の船橋港に停泊中の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の貨物船「フンソン8号」(1009トン、全長62・5メートル)に、日本円の偽造通貨が積まれている疑いが強まったとして、千葉県警捜査2課は31日午後、通貨偽造・同行使容疑で同貨物船の家宅捜索を始めた。警察当局が通貨偽造容疑で北朝鮮籍の船を捜索するのは異例。
関係者によると、同船で入国した古物商の男が入港当日の30日、近くの自転車店で中古自転車を買い付ける商談をし、成立後に1万円札で代金を支払った。店員が不審に思い、この1万円札を千葉県警に持ち込んだところ、偽札と判明したという。
同船は耐火レンガの原料を積んで北朝鮮の興南港を出港。31日夕まで停泊する予定だった。
北朝鮮関連の偽造通貨をめぐっては、00年7月、大阪府泉大津市の港に停泊していた北朝鮮船籍の貨物船の乗組員が、東大阪市内のリサイクル業者から家電製品を購入して支払った代金の中に偽の1万円札3枚が含まれていた事件があり、大阪府警が通貨偽造・同行使容疑で捜査している。
また、97年には神戸市の神戸港に停泊中の北朝鮮船籍の貨物船から、偽造とみられる50ドルと100ドル札計二十数枚が発見されている。
北朝鮮をめぐっては、「スーパーK」と呼ばれる偽造米100ドル札との関連も浮上している。90年ごろから東南アジアや中東を中心に大量に流通し始め、日本国内でも各地で見つかっている。