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後継の指導者にオサマ氏子息が就任か テロ組織アルカイダ
2002.07.30
Web posted at: 18:05 JST
- CNN/AP
ワシントン――米国のテロ対策当局者は29日、昨秋の米同時多発テロ事件首謀者とされるオサマ・ビンラディン氏率いる組織アルカイダで、同氏の子息のサイード・ビンラディン氏(推定年齢22)がここ数カ月間で指導者格に浮上した可能性があることを明らかにした。
米軍がアフガニスタン軍事作戦に着手した昨年10月以降に組織内で影響力を強めたとされ、今年4月にアフリカ北部チュニジアで発生した自爆テロ事件の謀議に大きく関与したとの見方も示している。事件では、ドイツ人観光客ら19人が死亡していた。
米当局が拘束、尋問しているアルカイダのメンバーらからの情報提供でサイード氏のトップ就任の見方が強まっているとみられる。この情報が正しければ、オサマ・ビンラディン氏が死亡もしくは負傷した可能性を補強するものともなっている。
サイード氏は、少なくとも23人いるとされるオサマ氏の子供の1人で、年長者とみられる。長男との見方もある。新たなテロ攻撃の画策で、資金援助や物資支援面で作戦を仕切っているという。
現在の所在場所は不明だが、父と同じアフガン、パキスタン国境付近に潜伏しているとみられる。しかし、アルカイダにはオサマ氏の側近中の側近とされるザワヒリ副官もおり、サイード氏が年長者を押しのけて、組織トップに正式に就任したかどうかは不明。
米国のテロ対策当局者は、行方を厳しく追及されるオサマ氏が信頼出来るのはやはり子息になるとの見方から、サイード氏のアルカイダ最高責任者への就任の可能性は大きいとも指摘している。サイード氏は特に、父の思想の信奉者として知られるという。