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07/29 16:47 新たな原理主義組織が台頭 中央アジア全域で活動 外信39
共同
キルギスのエゲムベルディエフ内務省公安局長は二十九日までに
、中央アジア全域のイスラム統一国家樹立を目的とする「ヒズブア
ッタハリル(イスラム解放党)」と呼ばれる原理主義組織が台頭、
米同時テロ後の同地域への米軍駐留とともに活動を活発化させてい
ることを明らかにした。
キルギスの首都ビシケクで共同通信のインタビューに答えた。
中央アジアの原理主義組織としては、一九九九年にキルギスで日
本人技師拉致事件を起こした「ウズベキスタン・イスラム運動」(
IMU)が知られるが、アフガニスタンでのタリバン政権崩壊とと
もに事実上活動を停止している。
イスラム解放党はIMUに代わる組織として注目され、今後、予
想される米軍駐留長期化に対する民衆の反発を追い風に、勢力をさ
らに拡大、テロ活動を活発化する恐れがあり、キルギスをはじめ中
央アジア各国の当局は警戒を強めている。
エゲムベルディエフ局長によると、イスラム解放党はウズベキス
タン東部を拠点に、キルギス南部やタジキスタンで活動。正確なメ
ンバーの数は不明だが、キルギスだけで約一万人に達するという。
イスラム解放党は中央アジア各国の政権打倒、原理主義国家の樹
立を掲げている。サウジアラビアやパキスタンの原理主義勢力から
資金援助を得ている。
現在のところ、その活動はビラの配布など教宣活動に限られてい
るが、アフガンでの反テロ作戦のため、キルギスのマナス空港への
米軍展開が決まった直後には、米軍に対するテロを呼び掛けるビラ
を配布、当局を緊張させた。(ビシケク共同=太田清)
(了) 020729 1646
[2002-07-29-16:47]