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07/27 00:37 イラク国境近くに新原発 ロシアとイランが協力拡大 外信110
【モスクワ26日共同】イランとの長期エネルギー協力について
検討していたロシア政府は二十六日、ペルシャ湾岸のブシェールに
加え、イラク国境に近いアフワズにもロシア製原発を新設、今後十
年間で計六基の原子炉をイランに建設する基本計画を承認した。
イランでの原発建設計画の具体的な全体像はこれまで明らかにさ
れていなかった。原発輸出がイランの核開発につながると懸念する
米国の批判が強まるのは確実とみられる。
また、米国によるイラク攻撃で不安定化が見込まれる地域での立
地をめぐっても米ロ間であつれきが強まりそうだ。
インタファクス通信によると、ブシェール原発では現在、出力百
万キロワットの軽水炉一基を建設中で二○○三年末にも稼働開始の
予定。ロシア原子力省のスポークスマンは、さらに同じ規模の原子
炉三基を同原発に造る方針を明らかにした。
また、アフワズ原発には同出力の二基の原子炉を建設する。アフ
ワズ原発の着工時期などは不明。
(了) 020727 0037
[2002-07-27-00:37]