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韓国の国防省は24日、海軍の次期艦船3隻に米国で開発されたイージス防衛システムを導入することを決めた。
1隻目の基本設計は現代重工業が2004年までに終え、08年に完成を目指す。現在イージス艦を保有する日米以外に、スペインとノルウェーも建造を進めており、1隻目の完成時点で世界で5番目のイージス艦保有国になるとしている。国防省は、建造関連予算を1兆2000億ウォン(約1200億円)と見積もっている。
韓国海軍は最高水準の防空システムを搭載するイージス艦導入で、これまでの近海防衛から作戦行動範囲を大幅に拡大、北朝鮮のミサイルに対する抑止力を向上させる。日米両国とのミサイル防衛体系の構築論議が本格化することも予想される。
特に6月末に起きた黄海の銃撃戦で、韓国艦艇の動きをけん制した北朝鮮・黄海南道沿岸の対艦ミサイルへの対応に威力を発揮、局地的衝突の起きる危険性のある黄海の北方限界線(NLL)での防衛力強化にもつながる。
しかし、韓国の防空体系強化やミサイル迎撃能力の向上は北朝鮮に加え、中国も刺激する可能性がある。中長期的な戦略論議が必要な日米とのミサイル防衛体系構築に決断を下すのは、任期が来年2月までの金大中政権では厳しいとみられる。(共同)