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(回答先: イスラエル、ガザ空爆 ハマス幹部ら12人死亡(CNN) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 7 月 23 日 11:46:32)
【エルサレム23日=当間敏雄】
パレスチナ自治区ガザからの情報によると、イスラエル軍は23日未明、ガザ市の住宅地をF16戦闘機のミサイルで空爆、少なくとも10人が死亡、100人以上が負傷した。イスラム原理主義組織ハマスの軍事部門「カッサム隊」の創設者サラハ・シャハダ師(40)を狙った「暗殺作戦」と見られる。同師死亡の情報も流れたが、ハマスは「シャハダ師は負傷したが、死亡はしていない」との声明を出した。
空爆では民家など5棟が倒壊し、近くの家具工場も炎上、多くの市民が瓦礫(がれき)の下敷きとなった。死者の中にはシャハダ師の妻と子供らも含まれているという。同師はハマスの精神的指導者アハメド・ヤシン師とも近く、後継者候補の1人と目される重要人物。
イスラエル軍は、シャハダ師がカッサム隊のテロに深く関与していたと見て指名手配リストのトップに挙げて行方を追及してきており、イスラエル側メディアによると、同軍筋は同師の死亡を前提に今回作戦を「最も重要な戦果の1つ」と評した。だが、破壊力の大きい戦闘機ミサイルを住宅地域に撃ち込んで多数の市民を巻き添えにした攻撃は、パレスチナ住民の反発だけでなく、国際社会からも強い批判を浴びるのは確実だ。
ハマス幹部は同日、「ハマスだけでなく、すべてのパレスチナ人が団結して報復するだろう」と宣言。ハマスが報復テロに出る懸念が強まっている。
イスラエルとパレスチナの武力衝突は、イスラエル軍がヨルダン川西岸の主要都市を再占領し、過激派の動きを力で封じ込めたためここ1か月ほど、沈静化傾向をみせていた。イスラエルのペレス外相とパレスチナ自治政府の高官協議も先週行われたばかりだったが、今回の「暗殺作戦」を契機に、再び報復が報復を呼ぶ「暴力の連鎖」による泥沼状況に陥る可能性も大きい。
(7月23日11:09)