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【カイロ21日=平野真一】
イスラエル中部レホボットで21日朝、線路に仕掛けられた遠隔操作の爆弾が爆発、通りかかった列車の機関車が損傷し、機関士1人が負傷した。乗客に被害はなかった。パレスチナ過激派によるテロと見られる。列車は週末の休暇から基地に戻るイスラエル兵で満員だったという。
列車を狙ったテロは今年5月以降4件目。先月末には中部ロッドでの爆発で、乗客3人が負傷している。
一方、イスラエルのペレス外相とパレスチナ自治政府のエレカト地方行政相は20日夜、対パレスチナ経済封鎖の緩和をめぐる協議を再開。イスラエル放送によると、パレスチナ人出稼ぎ労働者のイスラエル入境許可やガザ地区沖での漁業許可範囲の拡大、イスラエル・ガザ間の物流活発化などで合意した。
イスラエル側はまた、自治政府への税金還付凍結を一部解除する用意を表明した。同放送によれば、イスラエル側は引き渡したカネをアラファト自治政府議長に使わせないよう、両当局と米国の3者による監視機構の設立を条件としているが、パレスチナ筋は議長が資金の管理を放棄することはないと指摘している。
(7月21日21:04)