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07/21 01:12 民族自決など2項目で合意 スーダン、政府と解放軍 外信75
【ナイロビ20日共同】スーダン政府と反政府勢力のスーダン人
民解放軍(SPLA)の代表は二十日、国家と宗教の枠組みと、S
PLAが実効支配する南部スーダンでの民族自決の二項目で合意し
たと発表した。
また、両代表は停戦など未解決の問題を協議するため八月中旬に
交渉を再開、同月中に包括的な和平合意を実現できるとの見通しを
明らかにした。
スーダンでは、政府がイスラム法(シャリア)を導入した一九八
三年以来、政府軍とキリスト教勢力のSPLAとが内戦に突入。双
方は停戦と破棄を繰り返してきたが、大きな対立点だった二項目で
合意に達したことにより、和平実現へ大きく前進した。
スーダン内戦をめぐっては、隣国のケニアが和平仲介を積極的に
進めていたが、スーダンの石油資源に関心を示す米国が昨年、ダン
フォース元上院議員を大統領特使に任命、関係改善に乗り出して以
後、和平機運が高まっていた。
両代表の発表に先立ち、SPLAのスポークスマンは、南部スー
ダンでの自決権を認め、六年後に政府の支配下にとどまるか、独立
国家を樹立するかを決める住民投票を実施することで合意したと述
べた。
(了) 020721 0111
[2002-07-21-01:12]