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【カイロ19日=平野真一】
イスラエル兵のグループが、パレスチナ過激派に武器・弾薬を横流ししていた疑いで19日までに検挙された。うち2人は、今年4月に過激派に襲撃され住民3人が死亡したヨルダン川西岸のユダヤ人入植地アドラの出身。過激派との戦闘を続ける一方で、カネのために味方を売る行為に、イスラエル社会は「信じられない裏切り」と衝撃を受けている。
逮捕されたのは西岸入植地出身者を中心とする兵士7人。当初は、軍の弾薬庫から大量の銃弾などを盗み出し、アラファト・パレスチナ自治政府議長が率いるファタハ系の武装組織「タンジム」の西岸ヘブロン地区メンバーに売りつけていた疑いだったが、その後の調べで、機関銃や短銃などの武器まで密売していたことがわかった。イスラエルではこれまでも、軍からパレスチナ側への武器・弾薬の横流しが後を絶たなかったが、国家がテロ封じ込めに躍起になっているさなか、現役の兵士が行っていたというのは異例。19日付イスラエル紙マアリブによると、軍高官は「横流しした武器・弾薬がテロに使われたことが判明すれば、国家反逆罪を適用する」と語った。
(7月19日23:29)