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報道メディアから入ってくる情報ではなく、人的ネットワークから入ってくる情報で最近興味深かったこと。
わたしの親友のひとりに、イスラエル国籍を持つアルメニア人で、数年前アメリカの大学の建築学科に留学卒業、永住権を取得。日本のアニメの大ファンで現在はアニメ製作の技術を修得するため、美術系の大学に在学している人物がいます。アルメニア人は最古のキリスト教グループでイスラエル国内でも3000人から5000人程度しか存在していないスーパーマイノリティーで、エルサレムのアルメニア教会地区出身。子供の頃父親の関係でクエートにすみ、現地小学校では6000人いる生徒のうち、キリスト教徒は彼一人だったそうです。父親は忙しいため、彼国内のヨルダン出身の回教徒の家族に育てられたそうですが、この家族に非常に愛情深く育てられ(エンジェルだったと彼は表現するのです)そのことを今でも感謝してやまないのだそうです。
イスラエル国内情勢、イスラエルでの生活感、パレスチナ問題等彼から情報を提供してもらったり、確認的にたずねたりすることが多く、日本ファンで是非日本に行きたいその節はよろしく、といわれており、大切にしている友人です。日本人には考えられないほど微妙で多彩で陰影に富んだ生活史をもつ人物で、今アメリカにきて心の安寧をとりあえずえられて、うれしい、そして、イスラエルにいるアルメニア人のガールフレンドと是非アメリカで暮らしたいといっている30歳手前の人物です。
彼はパレスチナ問題ではどちらかというとイスラエル政府を厳しく非難しているのですが(あまり積極的には話したがらない)、2つの興味深いことをききました。イスラエル国内では言論の自由がほどんどない、言論監視体制にあるということ。それと、イスラエルからアメリカ留学しているユダヤ人学生が学位(博士号。原子核物理のような系統のようです。)をとるとアメリカ政府が秘密の仕事をオファーしてくることがある、と。で、それを断ると、その人のアメリカでの留学中の学籍および、学位を取った記録が、公式に消されてしまった友人を直接に複数知っている、といっていました。
秘密の仕事をオファーしたこと自体を封印したいとはいえ、ここまでやるアメリカ政府権力の恐ろしさをあらためて思いましたし、アメリカがイスラエルと共同して行う仕事とは、このようなリクルート方式でもすすめているのだな、と感じいった次第です。また、メディアでは得られない、人的ネットワークから直接入ってくる情報の大切さありがたさを思いました。