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【ニューヨーク7日時事】8日発売の米誌ニューズウィーク最新号は、昨年全米で5人の死者を出した炭疽(たんそ)菌事件の捜査で、重要参考人が十数人にまで絞られながら進展が見られず、今後の捜査方針をめぐって連邦捜査局(FBI)内で意見が割れていると報じた。
同誌によると、事件の担当捜査官の多くは、犯人は比較的少数の科学者グループの中にいるとの見方を一段と強めており、捜査対象者は十数人から20人程度にまで絞られた。大半は、生物兵器の研究が行われているメリーランド州の陸軍感染症医学研究所に関係があるとされる。これらの対象者について、関与の可能性が完全に否定された人物を順に除外する消去法で捜査が行われているが、一向に進展がなく、捜査のやり方を見直すべきだとの声も内部で高まっているという。 (時事通信)
[7月8日11時3分更新]