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北京の外交筋が7日明らかにしたところによると、中国、ロシア両軍が8月、共同演習を行う準備を進めている。両軍の演習は異例で、米国を牽制(けんせい)する意図もありそうだ。大陸系の香港紙は同日、演習の仮想敵が中央アジアのテロ集団であると報じた。
外交筋によると、演習は両軍が指揮所間で連絡をとりあう指揮所演習になりそうだ。中国は基本的に外国と軍事同盟を結ばず、軍事演習も行わない立場をとっているだけに、極めて異例だ。
一方、香港紙・文匯報は、アルカイダが壊滅していないことや中国新疆ウイグル自治区で反政府組織が活発であることなどと関係している、との軍事専門家の分析を紹介。「ロシアと軍事演習を行っても第三国に向けたものでなく、テロ組織に向けたものになる」(軍事専門家)としている。
米国の突出を防ぎたい中国はロシアとの協力を深めている。ロシア製兵器の購入も続けているが、軍間の協力には限界があった。「反テロ」は演習の名目に立てやすく、異例のロシアとの演習に踏み切ったものと見られる。
外交筋によれば、中国が最近、米国や台湾をにらみながら軍事演習の情報を積極的に流しているふしもある。今回のロシアとの演習が、米国や台湾を牽制しつつ、同時に中央アジアをにらむ多方面の効果をねらっているとの見方ができそうだ。(21:19)