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(回答先: Re: 「テロを装った戦争挑発の謀略」は意味不明 投稿者 あっしら 日時 2002 年 7 月 06 日 17:45:08)
用語は重要です。
あっしらさんが、あの事件を911テロと名付けたことまでは、気付きませんでした。なにせ、今もなお、情報洪水、切り抜きの整理で追われる毎日です。
私は、事件の翌日、以下の題名で意見を発表しました。
『亜空間通信』4号(2001/09/12)
【アメリカへの同時多発「ゲリラ攻撃」をどう見るか】
括弧付きの「ゲリラ攻撃」としたのは、二重の意味です。その後、BBCなどの動きもあり、「アメリカ攻撃」にしました。
第1には、その後に国連でも紛糾して結論が出なかったように、テロという用語にも解釈の一致がないからです。拙訳『偽イスラエル政治神話』では、イスラエルがやれば正義の戦い、パレスチナがやればテロ、という用語の違いを問題にしています。中東問題になると、テロはアラブ人がはやることという強烈な印象が植え付けられているのです。先に始めたのはユダヤ人の極右なんですが、そのことは一般に知られていません。
第2には、テロでもゲリラ攻撃でもなく、謀略ではないのか、という疑いの意味で、それは通信の本文に記しました。体制側が使う用語のテロの意味は、昔なら「暴徒の
襲撃」でしょう。国際法で認められた戦争行為ではないという印象が狙いです。
日本の関東軍がやった張作霖爆殺事件は、事前に中国人を二人雇っておいて殺し、線路際に投げ捨てて、「中国人の暴徒の襲撃」を装い、戦争を仕掛け、満州国でっち上げようと計画したもので、今の用語で言えば、「テロを装った戦争挑発の謀略」となるのです。