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(回答先: パシュトーン人出身副大統領、暗殺される 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 7 月 06 日 19:49:50)
【カブール6日=長谷川聖治】
アフガニスタン暫定政府のアブドル・カディール副大統領兼公共事業相が、6日午後零時半(日本時間同5時)ごろ、カブール中心部にある公共事業省前で2人組の男に撃たれ、死亡した。
先月発足したばかりの暫定政府は、軍閥解体による治安回復を最優先課題の1つに掲げているが、白昼に首都で起きた暗殺事件は、アフガンの内紛が簡単には終息しないことを改めて見せつけている。
ワルダク内相の発表によると、同事業省前に車で到着したカディール副大統領は、茂みに隠れていた2人組の男に銃撃された。車には30発以上の銃弾が打ち込まれた。副大統領の護衛2人も死亡。犯人はそのままタクシーで逃走した。護衛2人も死亡した。犯行声明などは出ていないが、外務省報道官は「許せないテロリストの犯行だ」と語った。
カディール副大統領は、同国の40%を占める多数派民族パシュトゥン人。6月に開かれた緊急ロヤ・ジルガ(国民大会議)で、民族バランスを配慮してカルザイ大統領に任命された5人の副大統領のうちの1人。パキスタン東部ナンガルハル州など数州を支配する軍閥の1人で、前政権時も住宅復興・都市開発相と同州知事を兼務した重鎮でもある。カルザイ大統領は、各地方を牛耳る軍閥を政権内に取り組むことで軍閥解体に取り組む決意を示し、5人の副大統領には、カブールに滞在して任務に当たるよう要請していた。
(7月6日21:25)