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【ワシントン中島哲夫】5日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、米軍当局が策定した大規模なイラク攻撃計画の文書が存在すると報じた。この文書についてよく知る人物の証言を引用した。ブッシュ大統領は具体的なイラク攻撃計画はないと明言してきたが、軍内部での準備は進んでおり、攻撃への合意が形成されれば大統領は地上軍の展開などについて決断を下すことになると報道している。
同紙によると攻撃計画は、米軍がイラクの北、南、西の3方向から攻撃してフセイン政権を打倒することを想定。海兵隊など多数の兵員が、おそらくクウェートから出撃▽トルコやカタールを含む周辺8カ国の基地から米軍機が出撃し、飛行場や道路、光ファイバー通信網などを破壊▽特殊部隊や米中央情報局(CIA)の要員が大量破壊兵器の貯蔵庫や開発研究施設を攻撃――などの内容を含む。
この文書は約2カ月前に作成された仮の作戦計画であり、現時点では準備はもっと進んでいるだろうと同紙は指摘した。
ただ、文書が作戦への協力国として言及しているイラク周辺国との公式の折衝は、まだ行われていないという。