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(回答先: 「ジャーナリスト」の最良の部類も騙したテレヴィの犯罪はアメリカのVOA戦略 投稿者 木村愛二 日時 2002 年 7 月 03 日 14:36:25)
私自身も、「9・11米本土空爆テロ」もしくは「9・11空爆テロ」という表現を使っています。
テロリズムについては、以前アップしたように、
『テロリズムとは、暴力機構を保有する組織が、国際法や国内法などの法的根拠がないまま暴力を行使することで、自己にとって有利な政治状況をつくりだそうとする考え方や行動様式である』だと考えています。
暴力機構を保有する組織には、国家と非国家があります。
テロそのものについて、善だ悪だという価値判断は持っていません。
私の価値判断に基づいて、当然のテロだとか、ふざけたテロだとか、愚かなテロだとか、下手なテロだとか、不要なテロだとかといった評価を下すだけです。
9・11については、「9・11米本土空爆国家テロ」もしくは「9・11空爆国家テロ」という認識を持っています。(明確に立証されていないので、ことさらは使いませんが...)
そして、中国や英国が独立派勢力に行っている国家テロとは比較できないほど、極悪非道でかつ反国家的な国家テロだと評価しています。
>分類と内容の再確認のために、整理しながら斜め読みしているが、程度の差こそあ
>れ、911事件を「テロ」とか「同時多発テロ」とか表現し、結果的には、「テロと認
>めるか否か」を迫るアメリカ極右の手に乗ってしまった「識者」たちが、あまりにも
>多すぎるのには、とても、とても、疲れてしまった。私の表現では「ジャーナリス
>ト」の最良の部類と言える諸先輩も、いわば「枕を並べて討ち死に」の状況である。
「9・11謀略事件」とか「9・11事変」といった言葉を使えば、“討ち死に”にはならないということなのかどうかはわかりませんが、テロという言葉を使うことがなぜ“討ち死に”になるかは、「テロと認めるか否か」を迫るアメリカ極右の手に乗ってしまうということにしかないように思われます。
それならば、「テロは悪い」→「どんな手段を使ってもテロリストは殲滅すべし」→「9・11は米国国家(ないし米国一部権力機構)テロである」→「どんな手段をつかっても“テロリスト”は殲滅すべし」という論理で、米国政権(権力機構)を打倒する大義名分も生まれます。
米国であれば、ことさら反乱的暴力を行使しなくても米国権力機構を倒せるかもしれません。
重要なのは、実際にどのようにテロが行われ、それを計画・指揮・実行したのが誰で、どういう目的で行ったのかを明確にすることだと思います。
つまらないレベルの問題でお疲れにならないほうがいいと思いますよ。