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(回答先: 不審船 上海付近で洋上給油か 別の工作船から 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 7 月 03 日 18:34:26)
沈没不審船 北朝鮮船から給油 防衛庁が航跡分析 上海沖で接触、日本へ
昨年十二月、鹿児島県奄美大島沖で沈没した不審船とみられる工作船が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)西岸の工作基地、南浦
(ナンポ)港を出航し、中国・上海沖で貨物船に擬装した北朝鮮の工作母船から燃料の洋上補給を受け、日本に向かっていたことが
分かった。米国から提供された偵察衛星の写真などを分析した複数の防衛庁関係者が明らかにした。中国は直接、不審船を支援して
いないことになり、日本による不審船引き揚げを容認する背景になったとみられる。
昨年十二月、不審船事件の直前に、防衛庁が東シナ海で二回、工作船の周波数による通信を傍受していたことも判明。沈没した船
を含め最高三隻が活動していた可能性があることも分かった。
米国の偵察衛星は一日一回の割合で中国や北朝鮮上空を通過、軍事拠点を写真撮影している。米国は昨年十二月、南浦港に二日以
上戻らない工作船があることを示す写真を防衛庁に提供した。情報は韓国にも提供され、韓国海軍が近海を捜索したが、工作船は見
つからなかった。
その一方で、偵察衛星は上海市の横沙(ヘンシャ)島沖に停船している北朝鮮の工作母船を発見。上海港にも入港したことがある
中型の貨物船タイプで、専門家は工作船を支援する役割があったとみている。
こうした情報から、防衛庁は横沙島沖で燃料の洋上補給を受けた工作船が日本に向かったと判断。中国や北朝鮮の軍用無線を傍受
する同庁情報本部の通信所が情報収集態勢を強めていたところ、同月十九日までに二回、東シナ海の別々の場所で工作船の周波数に
よる暗号通信を傍受した。
海上自衛隊のP3C哨戒機が捜索を開始し、同二十二日夕、奄美大島沖で工作船の疑いがある不審船を発見した。暗号通信がこの
船から発信されたかは不明で、船は一―三隻との推定にとどまったという。
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/today.html#013