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(回答先: 奄美のミサイルは中国では? 投稿者 楽観派 日時 2002 年 7 月 01 日 18:16:51)
07/02 17:58 またも弾道計算ミスが原因 ミサイル防衛に影落とす 政治29
共同
先月三十日夜、鹿児島県・奄美大島周辺にミサイルが落ちるとの
情報で首相官邸や防衛庁が一時緊張したのは、中国国内で発射され
たミサイルを米軍の偵察衛星がとらえ、誤った弾道計算をもとに防
衛庁に通報してきたのが原因だったことが二日までに分かった。
昨年十一月にも、米側が韓国のミサイル実験の弾道を見誤り、「
九州沖に着弾」との情報を伝達、防衛庁などが緊迫する騒ぎがあっ
た。同庁幹部は「軍事情報に誤報はつきもの」としてやむを得ない
リスクだとの認識を示している。
しかし、別の幹部は「二度続いたのは深刻な事態だ」と憂慮。弾
道ミサイル防衛計画に関する日米共同研究にも影を落としそうだ。
防衛庁によると、三十日午後七時半ごろ、米側から早期警戒情報
として「中国から発射されたミサイルが、奄美大島付近に落下する
ことが予想される」との内容が寄せられた。
同庁では中谷元・長官をはじめ幹部が緊急招集され、P3C哨戒
機や地上レーダーによる探索を開始。黄海で南北警備艇銃撃戦が起
きた直後だったこともあり、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と
のかかわりも取りざたされるなど緊張感が高まった。横浜でサッカ
ー・ワールドカップの決勝戦を観戦中の小泉純一郎首相にも伝えら
れた。
しかし、午後九時ごろにになって米側から再度「当該情報は誤り
」との連絡が入り、誤報と判明。同庁内では、中国東北部の基地か
ら発射されたミサイルが、何らかのミスで内陸部に誤って着弾し、
米軍のコンピューターの解析ミスにつながったとの見方が強まって
いる。
米国が主導するミサイル防衛計画をめぐっては、空中を高速飛行
するミサイルに迎撃ミサイルを命中させるのは技術的に困難としば
しば指摘されている。しかし相次ぐ誤報は、それ以前の敵ミサイル
を探知する段階の技術も完成には程遠いことをうかがわせる。
(了) 020702 1757
[2002-07-02-17:58]