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最近のNYTやワシントンポストを読んでいると北朝鮮が大変な窮地にあるのがわかる。学校は授業を切り上げ、生徒も先生も山に草を、海に海草をとりにいき授業にならない。公務員もやはり無断で公務をさぼり生き延びるための食料確保に励んでいるという。
ところがアメリカの新聞が一様に指摘するのは日本にその責任があるということだ。どういうことかというと、不審船以前は日本が最大の食料援助国だったのが、昨年12月以来食糧援助を完全に止めているということだ。
これ自体には別にやましい点はない。不審船や拉致事件を考えれば当然だ。だが同時に日本の行動が北朝鮮をおいつめている。国連幹部によると8月には食料が完全につきるという。アメリカのメディアの報道は北朝鮮がIAEAの視察を受け入れるという譲歩をすることで食料を確保すると見ているようだがはたしてそうだろうか?
実は日本はもう1つ北朝鮮への打撃を与えているのである。それは朝銀の破綻および朝鮮総連幹部の逮捕などで北朝鮮国籍を持つ在日が北に送金するのが難しくなってきているということだ。この送金が実は北朝鮮の最大の外貨収入だったのだ。
8月にになんらかの”破局”がおきてもおかしくはない。なぜなら北朝鮮はギリギリまでおいつめられている可能性があるからだ。
では何がおきるだろう?日本を攻撃しても大義名分がない。韓国に攻め込めば民族統一という名分が立つ。キム大統領も統一を望んでいることだし。北の戦力は陸軍が中心という。なら、なおさら日本を攻撃する理由がない。
考えられるシナリオは、ソウルに潜伏させているスリーパーを使いTV局をハイジャックし朝鮮統一という大義の元に北朝鮮の侵攻を要請することだろう。これなら韓国の要請により北が人民を解放するために南攻するという名分がたつ。後は中国が、”これは朝鮮の国内問題だからアメリカは介入するな”と強くけん制すれば十分だろう。
そうした形でキム大統領の悲願の南北統一がなされる可能性はある。ノーベル平和賞をもらっただけのことはある、希望は見事にかなえられるかもしれない。