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911テロ、アフガン戦争、パレスチナ問題について専門的な議論、プロフェッショナルな議論をされたいかたは、以下の本を入手することをおすすめいたします。
『アメリカの大崩壊と最期』著者X 訳:田中隆
データハウス社(03ー3344ー8633)2002年5月20日初版 1500円
これは知識人かジャーナリストと思われるが匿名アメリカ人が書いたもの。過激な内容のため数社のアメリカの出版社が命の危険を感じて、出版を断ったため日本での刊行となったもの。日本の情報空間(インターネット含め)では入手困難
な豊富な情報を基礎に米国政府イスラエル政府を激しくなで切りにしたもので、チョムスキーによる批判など遠く及ばない水準の高度で的確な正論を展開。パレスチナ問題は膠着し、結局、イスラム陣営によるスーツケース核爆弾か自宅で$1500程度で作れる原子爆弾での自爆テロ、対象はワシントンDC,ニューヨーク、そしてロンドンとの予測をたてています。つまり、アメリカ帝国は心臓部としての2都市をやられ、軍施設の核弾頭、原発への連鎖爆発によりアメリカの6割の大地が放射能汚染.イスラム多国籍軍が西海岸より上陸、このような形で数年以内に末期を迎える、と。荒唐無稽に見えながら、実は冷静で論理的な筆致で、専門性を背景にした説得力に富みます。帝国は絶頂期の直後崩壊しており、直前まで、帝国民がまさか帝国が崩壊するとは誰も想像すらしないのが歴史法則であり、絶頂期を迎えたアメリカ帝国も例外ではない、と。本人は個人としてはキリスト教のバックグラウンドとのこと。書き方からしてキリスト教原理主義ではない。米国の旧新左翼が歴史的に戦略的転換によりイスラム原理主義に合流し、共同して反グローバル化、世界のアメリカ化を阻止しようとする動きについての情報も掘り出しもの。
日本の知識人、論者はすくなくとも、ここに盛られた情報を踏まえた上で議論しないと、水準が高く生産的な議論は非常に困難です。この日本での本もアメリカ政府により流通が阻止される可能性が非常に高い。店頭から姿を消す前に入手をおすすめします。