★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
砲撃やまぬ印パ停戦ライン 情勢変わらずとパ司令官 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 6 月 12 日 21:41:07:

06/12 16:44 砲撃やまぬ停戦ライン 情勢変わらずとパ司令官  外信45
共同
 「今朝もインドの砲撃があった。情勢は変わってない」。わずか
一キロ先のインド支配地域を見下ろしながらパキスタン軍司令官が
繰り返す。「われわれの反撃態勢は整っている」―。      
 米国の調停で戦争回避に向け動き出したインドとパキスタンだが
、両国が対峙(たいじ)するパキスタン・アザド(自由)カシミー
ル州の実効支配線(停戦ライン)では、インド側が緊張緩和措置を
発表した翌日の十一日も砲撃の応酬がやまず、最前線の緊張が続い
ていた。                          
 州都ムザファラバードからジェルム川の渓谷を車で約一時間さか
のぼった町チャコティのパキスタン軍アルラド司令部。自動小銃を
抱えた兵士たちが詰める山頂の塹壕(ざんごう)からは、川を挟ん
だ台地にインド軍施設が見える。               
 全長約七百六十七キロに及ぶ停戦ラインのうち、チャコティ一帯
の約五十キロを管轄する司令官のイフティカル・カーン准将は「外
交(による調停)が進んでいるが、インド側の兵力配備は依然変わ
っていない」と強調した。                  
 昨年十二月のインド国会議事堂襲撃事件以降、インド側は兵力を
増強し砲撃も激化。インド側ジャム・カシミール州の軍基地が襲わ
れた先月十四日以降、さらにエスカレートしたという。     
 同十八日にはチャコティが激しい砲撃にさらされ、司令部近くに
住む女性(25)が即死、住民ら九人が負傷した。女性の義父モハ
マド・マムタズさん(70)は「隣家を訪問中に突然砲撃が始まり
、子どもたちのことが心配で家に戻ろうとしたところをやられた。
子どもたちは四年前に造った防空ごうに逃げ込んで無事だったのに
…」と悔しげに語る。                    
 町中の中学校も被弾、屋根が吹き飛び、校舎内にはガラスや砲弾
の破片などが散乱していた。道路沿いの商店も大半がシャッターや
扉を閉ざしたままだ。州都などに避難した住民もいるという。  
 停戦ライン沿い全域でのインド側の砲撃は今年に入り約三万二千
回、既に昨年一年間の二倍に達した。パキスタン側では民間人五十
人以上が死亡、負傷者は二百人以上に上るという。       
 「戦闘地域ではいかなることも起こり得る。小さな衝突が地域全
体の破滅につながりかねない」。カーン准将は緊張緩和の必要性に
触れながらも、危機回避の鍵となるパキスタン側からの越境テロの
停止に関しては「(テロリスト)訓練キャンプなど存在しない。越
境も一切ない」ど公式コメント″に終始した。(パキスタン自由
カシミール州チャコティ共同=三宅和久)           
(了)  020612 1644              
[2002-06-12-16:44]

 次へ  前へ



フォローアップ:



 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。