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(回答先: パキスタン大統領、インドに緊張緩和に向けたさらなる対応を求める[アブダビ11日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 11 日 20:33:40)
7月15日に選挙があるインドの大統領候補として、インド人民党(BJP)など連立与党は10日、イスラム教徒で「ミサイルの父」と呼ばれる科学者、アブドル・カラム氏(70)を選出した。選挙は事実上の信任投票になる見通し。就任後は、核兵器を保有するインドの大国・強国志向を象徴する存在になりそうだ。
カラム氏は、98年の核実験を指導したインド軍事技術界のトップ。南部タミルナド州の貧しい漁師の家に生まれ、苦学の末、宇宙・航空工学の専門家になり、国産ミサイルのプリトビやアグニの開発に貢献した。同氏は「候補に選ばれ、幸せだ」と述べた。
選出の背景には与党・人民党の大国志向と、対パキスタン強硬路線維持の狙いがある。さらに、グジャラート州で起きた宗教暴動の収拾に失敗した教訓も働いた。少数派のイスラム教徒を国家元首である大統領にすえることで、宗教間の融和を図ろうとしている。
インドの政治の実権は首相が持ち、大統領は象徴的な存在とされる。しかし、最下層カースト出身の現職、ナラヤナン大統領は人民党の政策に批判的だったため、再選が支持されず、退任が決まった。(20:23)