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ブッシュ米大統領が今年2月に来日した際、小泉純一郎首相との会談で「我々はイラクを攻撃する。間違いなくやる」と明言していたことが8日、分かった。 日米外交筋が明らかにした。
小泉首相は大統領に 「テロとの戦いで日本は常に米国とともにある」と伝えており、米側はこの会談で将来のイラク攻撃に対する日本の了解を取り付けたと受け止めている。
ブッシュ大統領がイラク攻撃の意思を明言したのは、2月18日午前に行われた少人数会合の席。同席者は高野紀元外務審議官とライス大統領特別補佐官(国家安全保障担当)の2人だけだった。
日米外交筋によると、大統領は軍事攻撃の時期には触れなかったものの、「It would be swift(迅 速に片付けられるだろう)」と2回繰り返し、アフガニス タン攻撃のように長期化させない考えを示した。
大統領の意思を確認するように、小泉首相も同じ言葉を英語でオウム返しに述べたという。
対イラク政策に関する日米首脳会談でのやり取りについて、日本側は「我々はすべての選択肢を排除していないが、平和的に解決したいと考えている」との 大統領発言しか公表していない。
「悪の枢軸」発言に 代表される米国の強硬姿勢に対し、英国を除く欧州各国は「イラク攻撃には正当性を示す厳格な根拠が必要だ」(プロディ欧州委員会委員長)などと反発している。
[毎日新聞6月9日] ( 2002-06-09-03:01 )