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アラファト議長、イスラエルの攻撃を非難
2002.06.07
Web posted at: 10:47 JST
- REUTERS
パレスチナ自治区ラマラ(ロイター) パレスチナ自治政府のアラファト議長は6日、イスラエル軍による議長府攻撃に対し、「パレスチナ人を倒すことは誰にもできない」と語り、強い反発を示した。イスラエルのベンエリエザー国防相はこの攻撃について「テロ活動に対するパレスチナ自治政府の責任を追及するため」と説明している。
イスラエル軍は同日未明から6時間にわたり、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラに侵攻、アラファト議長が執務する議長府を攻撃した。同軍の撤収後、建物から出てきた議長は報道陣にVサインを見せ、イスラエルの姿勢を「ファシズム」と非難した。
攻撃ではアラファト議長の寝室も破壊された。パレスチナ解放通信(WAFA)によると、議長は鏡が砕け散り、壁に弾丸の跡が残る寝室を指差し「私は徹夜で仕事をしていたが、イスラエル軍は私が寝ていると思ってこの部屋を狙ったのだろう」と語った。
一方イスラエル側は、議長を狙ったわけではないと主張している。イスラエル政府筋によると、3月から5月にかけて議長府を包囲し、議長を監禁状態にしたような長期作戦の予定はないという。
イスラエル軍の攻撃は、イスラエル北部で5日、バスを標的とした自爆テロによりイスラエル人17人が死亡した事件への報復ともみられる。シャロン・イスラエル首相はこの事件を受け、7日に予定していた訪米を8日まで延期することを決めた。