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(回答先: 戦争回避に向けパキスタンとの協力を模索=インド外務次官[ニューデリー6日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 07 日 10:44:08)
【ワシントン中島哲夫】
インドとパキスタンの軍事的緊張の影響で、インドに対するイスラエルの新鋭兵器の売却計画が遅れそうだ。ロイター通信が4日、米政府高官の「時期が良くない」という証言を引用して報じた。
問題の兵器はイスラエル製の早期空中警戒管制システム(AWACS)「ファルコン」と、米国と共同開発した弾道ミサイル迎撃システム「アロー」。「ファルコン」は、イスラエルが中国に売却しようと00年7月まで商談を進めたものの、当時のクリントン米政権が「中国と台湾との軍事的緊張をあおる」ことを懸念して中止を要請し、イスラエルは売却を断念した。
今回のインドへの売却計画も構図は似ており、米政府高官は同通信に「最終的には取引が成立するとしても、危機の渦中での発表は時期が適切でない」などと述べて反対の姿勢を明示した。
米政府は、印パ間の軍事的緊張が高まった今年1月、イスラエルに、インドへの新鋭兵器売却を延期するよう働きかけを始めたという。最近の緊迫した状況下で、要請がさらに強まっているのは確実だ。
インドは通常戦力の規模でパキスタンをはるかに上回っている。これに友軍機の管制機能を持つ「ファルコン」や世界に先駆けて開発された「アロー」が加われば、さらに差がつく。仮に戦争が起き、パキスタンが戦況不利となった場合、核兵器に頼りかねない状況に陥ることを軍事専門家は懸念しているという。